忍者ブログ
ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

狐さんの自由律詩 <旅情編>

「京王線の坊や」

その日、私は総武線に乗っていました。
img_9405.jpg
私の目の前の座席には5歳くらいの男の子と、その母親とおぼしき女性がおりました。
私は千葉を目指していました。そして、うとうとと船をこぎだしておりました。

すると、目の前の男の子がこのように騒ぎだしたではありませんか。
とても言葉にしづらい嬌声でしたので私なりに翻訳を致しますと、このようなことでした。

「お母様、私たちはどこへ向かっているのですか。私が今乗っている電車は、なに線なのですか。私は京王線に乗りたいのです。京王線ではないのですか。京王線でなくてはいけません。私は京王線に乗りたいのです」と。

母親はこう諭しておりました。「坊や、私たちが今乗っているのは総武線なのですよ。総武線でないと目的地へ着かないのですよ。京王線では、ないのですよ」と。

坊やはまだ、納得がいかないようです。けれど私は、ただ五月蠅いなあとは思わなかったのです。
これほどの幼子が、自分は京王線に乗りたいのだと。京王線でなくてはいけないと主張できるというのは、すばらしいことなのではないでしょうか。よろしいでしょうか皆様。かれの言っていることはただの幼子の我儘なのでしょうか。私はそうは思いませんでした。
thumb5.jpg
かれの言葉はとても強いものでした。それはそれはとても、金剛のような強さ。
きっと彼は大人になるにつれ、自我の奥底に「自分が乗りたい電車路線は、京王線である」と深く深く強く心に刻み込んでいくことでしょう。私は少しだけ確信しているのです。

私には聞こえるのです。かれの今よりずっと未来、きっと70年も先の話。
かれの今際の際の言葉、「嗚呼、京王線、乗りたかったなあ」と。







んなわきゃねえだろ。

PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright © 魅力的な狐さんはおねむ -Narcolepsious Foxy Complex- All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]