8年以上前、KF師匠と仲がよかったころ、お互いにファッションに造詣があったため愛読書はメンズヴォイ(マルイの通販雑誌)だったわけだが。
KF師匠は当時モデルの花楓が大好きだったので、そういう意味でも愛読書だったんだろうな。
もちろんメンズの服を買ってたわけだが、たまにレディース買うこともあった。だってふたりとも着れたからな。それでも所詮通販が限界だったよ、俺は。レディスLLのデニムとかネックレスとか。
KF師匠のすげえところはマルイのレディースフロアに行き平気な顔で服を見に行って買ってたのである。店員も微妙な態度だったし俺も接近できなかったし。そんでニットとかジャケットとか買ってたんだぜ。
もうそういうことはしてないとは思うが、決して尋常な神経なら真似できるもんじゃねえな、と思った。
そんで、メンズヴォイのなんかの企画で花楓がゴスロリの服を着てたことがあって、KF師匠はそれをニヤニヤして見ながら「俺の花楓になんてもん着せてやがる」とかほざいてた。うん。あんたの花楓ではないよ。そう思った。
KF師匠の有名なセリフで「女のおしゃれは義務/男のおしゃれは権利」といういかにも「らしい」発言があったので未だに覚えている。そんで最近この話を持ちかけたら「俺、そんなこと言ってたっけ?さすが俺だな、かっけえな」と言いくさりやがった。自分の発言くらい責任を持っていただきたいもんである。
ごきげんよう。狐です。
会議のため桜木町に向かったわけだが。なんか、本当に何かだが車掌のアナウンスが「一味違った」のである。
―横浜、横浜でございます。残る駅、あとふたつでございます―
―まもなく終点、桜木町でございます。皆様お降りになる準備をお願いいたします―
―終点、桜木町でございます。皆様本日もお気をつけていってらっしゃいませ―
いかがなものだろう。なんかこのアナウンス、「俺は他の車掌のアナウンスとは一味違うぜへへん」という自己主張と、けれどもあまりにエキセントリックなアナウンスをすると偉い人に怒られるので若干控えた、感がしないだろうか。「残る駅、あとふたつ」なんてなかなか言えないと思うぞ。だって「えっ?」ってなって、桜木町についたら「ああ、終点だな」って思うもん。あれ?まだ終点じゃないよなあ、そのまま座って寝てよう、とは思わなくなるよ、あのアナウンスなら。なんだろうねえ。癖のあるやさしさ?包容力があるって言えばいいのかねえ。きっと嫁さんはそこに魅かれたんだろうな。いや、既婚なのかどうか知らないけど。
そして案の定、電車に乗っていたときはよかったのに文章にすると全く面白くなくなるのである。少なくともこのブログを見ているみなさんとは一緒に乗っていたかったなあと心から思うよ。全然気持ちが伝わらない。
とりあえず今日乗った電車の車掌は、これを書くと怒られそうだが独自のアイデンティティを確立してそうで中二病の気配がした。
人知れず真夜中とかに誰もいない車両で「今、俺たちが乗っている電車はこれから冥界のドアをノックする。暗黒の超重力にアストラルをやられるなよ!しっかりつかまってろ!サイコ・トレイン=エナジー・ハリケーン!!」とか頑張っているのかもしれないな。
そして嫁さんは「結婚してからこのひとがこんな人だってことに気付いた。最初はショックだったけど次第に受け入れてきて今では私も中二病発言の虜です。一生ついていきます」と目をきらきらせて言い、客席に向かって立った桂三枝が「誰か、司会代わってください」と言うのだ。
ところで新婚さんいらっしゃいって最後にもう神経衰弱やってないらしいじゃないか。YESNO枕はこれからどうなってしまうんだ。欲しくないけど。
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