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ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
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プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
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MP107048.jpg「えーとあやちゃん、今日はちょっと難しいんだけど、費用見積もりについて教えたいと思う」

「費用見積もり…ですか」

「現状、顧客のオーダーを聞いて、それをまとめて、あたしが見積もりして、また連絡しなおすというのは決して悪くないんだけど、時間がかかるし見積もりは早い方が信頼性が高まる。あやちゃんは決して頭の悪い子ではないので教えようと思う」

「はい、わかりました」

「計算式は基本的にいつも一緒。派遣時間数×スタッフ期待値×現実乖離指数+手数料

「メモメモ」

「派遣時間数はわかるっしょ。スタッフ期待値と言うのはそのスタッフがその依頼を忠実にできる可能性。詳しくは人材育成課の範囲だね」

「うんうん」

「現実乖離指数とは、これは経験を積まなきゃわかんない。その依頼が、どれだけ現実離れしてるかを数字で示したもの。これを判断するのは他でもない。あたしであり、あやちゃんなんだな」

「うーん。自分の感覚なんですか?」

「完璧に感覚だな。だから、この数値は人によって大きく変動する。それについて受ける後日クレームも多い。適正な数値を提示するには経験が必要になる」

「難しそうですねえ」

「手数料と言うのはあたしらの拘束料。簡単に言うと主に電話の長さとか」

「うーん」

「それらを計算したものが依頼料になるんだけど…ここからの取り分は課長判断なので覚える必要はない。それじゃ、スタッフ期待値について教えるから、今から人材育成課に行こう」

「え!人材育成課ってあたしたちの敵地じゃないですか!(`・ω・´)」

「変な知識を身につけちゃいけない。敵とか味方とか課長が言ってるだけで、あいつらがいないとあたしらの仕事は成り立たないんだよ」


「おはようございます、人材派遣課の二ノ宮ですが比嘉中課長は…外出?」

「(゚д゚ ) キョロキョロ( ゚д゚)」

「…神楽坂は、休みか」

「タイミング悪いですね」

「タイミングと言うか、単に重要な新キャラを登場させるのをしぶってるだけだと思うが」

「二ノ宮さん、あまりメタな発言は少し…」

「あ、芝浦さん発見。そこまで重要でない新キャラ」
HE118.jpg
「あら、おはよう二ノ宮さん。事実だけど本人の前でその言い方はよくないわ」

「おはようさんござる。あやちゃんごあいさつ。経理課の芝浦耀子主任だ」

「はじめまして、人材派遣課新入社員の藍沢絢です」

「はじめまして、芝浦です。今日はどうしたの?ついに人材育成課に討ち入り?鉄砲玉なの?山瀬くんがいない今、襲撃はあなた方に不利だわ」

「ええっ!Σ(゚Д゚) あたしって鉄砲玉だったんですか!?」

「ちがうwwwおまえらwww」

「冗談はさておき。スタッフ期待値について勉強させたいなら、場所はここじゃなくて経理にいらっしゃい。アウェーな場所で教育ははかどらないでしょう」

「まだ何も言ってねえwwなんでだよwなんで用件がわかるんだよw行数を減らしたいだけだろwww」

「二ノ宮さん、控えてください。それこそ話が進みませんから」


JQ151.jpg「私が昔オペレーターをやってた頃、もう5年以上前だけど当時は会員は200人ぐらいしかいなかった。二ノ宮さん、あなた、スタッフ期待値というものがどういう風に算出されるか説明することはできて?」

「一応。スタッフの実績係数×1.2×結果遂行度×時給+残業費+雑費

「メモメモ」

「それだけだと80点ね。まあいい。それを言葉でわかりやすく言うと?」

「80点すか。えーと、スタッフの実績係数ってのはそのスタッフの今までの経歴、仕事をどれくらいやってきてどれくらいこなして成功させてきたか、の値で、係数は0.65~1.45まで」

「そうね。全く現場経験がないスタッフは、彼彼女がどんなにそれを成功させる自信があったとしても、実績がないと0.65にすぎない。じゃあ、×1.2は飛ばしましょう。結果遂行度というのは?」

「そのまんまでしょ。その仕事をどんだけ完璧にこなせたか。係数は0.65~1.3まで。失敗したらゼロ。会員から金はもらえない」

「1.3なんてありえるんですか?仕事をこなして、それ以上にお客様が満足したってことですか?」

「ううん。1.0が普通なの。1.3なんて数字は基本的に出ない。例えば私の時代、こういう依頼があった。『自分と似たような体質の人に、長期的に複数の風邪薬を飲んでもらってどの薬が一番効くのか調べたい。自分が風邪をひくのは絶対やだけど』って」

「…(;´∀`)」

「めちゃくちゃだなww今だったら絶対受けない依頼だよ」

HE119.jpg「けど当時、それをやった子がいたの。しかも彼は1年間3カ月おきに風邪を引くように生活リズムを崩しながら意図的に風邪をひき、その依頼をこなした。そのとき1.3という数字を出さざるを得なかった。要するに、疾病や傷病、精神的苦痛を継続的に受けたと会社が判断したときに出さざるを得ないの。けど、その後に社則が改正されてその手の依頼を受けることはできなくなった。だから1.1以上は基本的にはない。ちなみにその依頼で彼は1年で85万手に入れた。けど彼は風邪をひき続けたせいで身体を壊してより多くの医療費がかかってしまい、金銭的にはそこまで手元に残らなかったそうよ」

「アホやww」

「見積もりの際、あなたがたはその数値を1.0にするでしょう。それでOK。成功が基本だからね。じゃあ二ノ宮さん、あなたが誤解してる、その×1.2という数字はどこから来たのかしら?」

「いや、1.2に意味なんてあります?円周率みたいな定義でしょ」

「違うの。これは確かに知らない人の方が多い。この1.2というのは、係数0.8~1.4のだいたい合間の数字のことをさすの。それはね、経理で言うところのジレンマ指数っていうのよ」

「はー(*´・Д・)?」

「初めて聞きましたわ。どういうことっすか?」

「見積もり時に計算するのが困難だから1.2という数字をあてはめてるだけ。簡単に言うと、仕事を受けるスタッフの子が、その仕事に対してどれだけ自信をもって接するかというのと、現実問題そんなことできるのかっていう、ギャップを数字にしたものなの」

「さっぱりわかんねえwというかここまでちゃんと読んでる奴いるのかwどう考えてもなぜ飛ばしたしって感じだけど」

「二ノ宮さん、あまりメタな発言は少し…」

「こういう依頼があった。『二階から目薬ということわざがあるが、実際やってみてはどうだろうか。実験を行って成功裏におさめたら、意味が変わりはしないだろうか。例えば、努力と金次第でできる、のような』って」
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「アホかwwww」

「それがね、絶対にやって見せるから、成功させるからっていう子がいてね。でも、事前の実験段階で、人形の目が2階から落下した目薬の一粒で局所的に大きくへこんでしまったのよ。これは無理だ、スタッフが失明する可能性があるって。でも彼は大丈夫だ、やるって言って。会社は『絶対させられない』、スタッフは『絶対やれる』。このときのジレンマが数字にすると1.4なの」

「うーむ」

「しかしこういう依頼もあった。すごい大人しい女の子のスタッフがいて、『老紳士だけが集まる合法カジノの受付兼バニーガールが必要。ゲストが怪訝な顔をしないよう、成人で、髪も染めてないような誰から見てもまじめそうな子』だって。調べたら、お金じゃなくて換金不可のメダル式で、本当に紳士淑女なおじいちゃんおばあちゃんしかいなかったの。バニーと言っても過激な服装はご法度だったみたいで胸元は出さない、脚は出さない。スーツにウサミミつけるだけよ。それでたまに給仕するだけ」
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「Σ(゚Д゚) すごい楽じゃないですか!あたしがやりたいです!」

「該当しそうな日程のあう子が一人いて、でも彼女、『こわい』『ちゃんとできる自信がない』『何かあったら会社を訴える』って本当に大騒ぎ。それはさっきと逆ね。本人は『絶対無理』会社は『安全で楽な仕事だ、できないわけない』って。このときのジレンマ指数が0.8」

「要するに、常識をわきまえろ、空気を読めってことですな。けどおかしい。その理屈でいくと、根拠のない自信をもったバカのほうが稼げるってことになりませんか」

「そういう子は根拠のない自信をもって仕事に臨むから、失敗して結果遂行度が下がるの。だからとんとんなのよ」

「あー、うまくできてんのか」


「なんか結構コアな話になっちゃいましたね」

「こういうことを説明しないと、この会社が単にアレな人から金を巻き上げてるようにしか感じてもらえないのよ」

「そんなことよりあたしは今回の話、ちゃんと最後まで読んでもらえたかどうかの方が心配なんだが」

「そんなこと言っちゃいけません!みんなはあたしたちのことが大好きなはずです!」

「大好きじゃあねえと思うよw まあ、いいや。長いから次回に続く
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