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ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
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プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
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HE095.jpg「お待たせいたしました。多目的人材派遣のKI-TSU-NEスタッフでございます。担当はわたくし、二ノ宮がお受けいたします」

「あっ、すいません、派遣の方を一人お願いしたいんですけど・・・」

「派遣のお問い合わせですね。ご利用ありがとうございます。ご利用内容をご質問いたしますがよろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です」

「こちら、私どもも会社のご利用は初めてでいらっしゃいますか?」

「いえ、以前利用しましたので2回目です」

「ありがとうございます。会員番号はおわかりでしょうか?」

「ちょっと待ってください・・・はい、すいません。1432です」

「1432。1432ですね。少々お待ちください。お調べいたします。・・・菊池香苗様ですね。ご利用ありがとうございます。今回はどのようなご利用方法でしょうか?」

「ええと、少しわかりづらいんですけど、男の人をひとり、私の働いてる、コンビニで働いてるんですけど、そこに男の人を一人アルバイトとして入ってもらいたいんです」

「コンビニエンスストアに1名、男性を勤務させるのですね。かしこまりました」

「で、私はそのコンビニで働いてる、夜の時間帯に働いているバイトの人が好きなんです」

「好きな男性が夜勤をしているのですね、わかります」

「で、こないだの飲み会があって、もうお店にはバレてて冷やかされたりしたんです」

「はい。お互いの状況は周囲の勤務なさっている人たちは理解なさっているということですね」

「私は途中で恥ずかしくなって帰ったんですけど、朝番だったからもあるんですけど、途中で帰ったんです」

「なるほど」

「でもそのあとの話を聞いたら、向こうもまんざらではないらしいんです」

「お相手の男性も悪くは思っていないということですね」

「はい。でも彼はすごくオクテで自分からぐいぐいいくような人じゃないらしいんです」

「はい。お相手の男性は積極的に菊池様にアプローチするような性格ではないということですね」

「で、派遣の人は私の友達という設定で、うちの面接を受けてほしいんです」

「はい。当方の者には菊池様のご友人という設定になさるのですね。そのあと面接を受けさせる、ということですね。それでは、菊池様と当方の者には事前に打ち合わせが必要になってまいります。その打ち合わせの段階より規定時給は発生してしまいますがよろしいですか?」

「かまいませんけど、それは実務と同じ時給ですか?」

「いいえ、実務外時給ですので1000円とさせていただきます。期間は必要であれば24時間まで。それ以降は平常時給となります」

「わかりました」

「打ち合わせは派遣開始日の1週間前より行えますが、ご指定はございますか?」

「前日で結構です。それであの、面接の段階でうちの店長に『とても気の利く好青年』と思わせて即時採用させますよね。でも、うちの店長に『即採用で問題なかったけど、ちょっと癖があるかもなあ、でも俺は夜働かないからいいや』と思わせてほしいんです」

「打ち合わせは前日ですね。かしこまりました。そして、当方のスタッフに面接させ、とても気の利く好青年だが少し癖があるように思わせ、かつ採用させるのですね。演技が出来る者を探しますので、前回ご利用の際と同じく特殊形態労働手当を発生させなくてはいけませんので、こちらは1時間当たり800円の手当てが発生いたしますがよろしいですか?」

「はい、かまいません」

「ご質問ですが、面接の折にスタッフは菊池様のご友人であることは店長様にお伝えするのですか?」

「いいえ、それは採用されてからでいいです」

「なるほど。採用後の業務についてお願い致します」

「で、入って4回目くらい、全部夜の時間でいいんですけど、たぶん彼がスタッフの人に教えると思うんです。その、4回目くらいのシフトのときに、彼以外の誰かに『僕は菊池さんの友達なんだ』って言ってほしいんです。そしたらすぐ広まるので」

「菊池様のご友人であることは当方のスタッフが4回目の勤務の折に菊池様がお気に召していらっしゃる方と別の方にお伝えするのですね」

「その後は、全体に広まった頃に同じように、スタッフの方と私が昔関係があったようにうわさを立ててほしいんです」

「なるほど。当方のスタッフと菊池様の過去にそのような接点があったことを噂として流すのですね。噂を広める際に別のスタッフは、例えば女性のスタッフなどをご利用なさいますか?30分まででしたら、2回目のご利用ですので料金は発生しません。30分以降は平常時給が発生いたします」

「それはどっちでもいいです。」

「かしこまりました。後ほどお見積もりを2パターンご用意いたします」

「はい。その噂が流れたら、私がお店に客として行きます。そのときの夜のシフトは彼とスタッフの方、あともう一人が休憩中の状況がいいです」

「ええ、菊池様がお客様として夜に伺うのですね。その折は当方のスタッフ、菊池様がお気に召していられる男性、別の方が休憩中ですね。その時間帯はいつごろまでにお分かりになりますか?」

「10日前にシフトは出ますけど、ごちゃごちゃしてるので3日前が確実です」

「それでは、3日前にお尋ねします」

「で、そのときにどういう感じでもいいんですけど、私とスタッフの方が話し込むんです。で、すごい険悪なムードにしてほしいんです」

「菊池様と当方のスタッフが険悪なムードで話し込むのですね。内容はお任せで。わかります」

「で、スタッフの人は、私に対して『で!?どーすんですか!どーすんだよ!このお弁当温めるんですか!?温めんのかよ!?早く言えよ!冷たいもんと一緒に入れるぞ!?』ってキレてほしいんです」

「・・・少々お待ちください。申し訳ありません。確認をお取りさせていただきます。当方のスタッフが菊池様に対し『で!?どーすんですか!どーすんだよ!この弁当温めんのかよ!?早く言えよ!冷たいもんと一緒に入れますよ!?』と激昂するのですね」

「あ、『で!?どーすんですか!どーすんだよ!このお弁当温めるんですか!?温めんのかよ!?早く言えよ!冷たいもんと一緒に入れるぞ!?』です」

「『で!?どーすんですか!どーすんだよ!このお弁当温めるんですか!?温めんのかよ!?早く言えよ!冷たいもんと一緒に入れるぞ!?』ですね。かしこまりました」

「でも、そのお弁当は温めないお弁当なんです。っていうかサラダなんです。だから、私は『あっためるもんじゃないし!意味わかんない!バカじゃないの、あんた』って軽蔑するんです」

「・・・はい?温める、お弁当ではないのですね。サラダ。そのあと、菊池様が当方のスタッフに軽蔑して言い返すのですね」

「スタッフさんにはレジカウンターから出てきて私を捕まえようとしてもらいます。ビンタくらいしてもいいです。そしたら、私が彼の後ろに逃げ隠れます」

「当方のスタッフがレジカウンターから出てきて、菊池様を捕まえようとするのですね。その際に平手を打ってもよいと。そして、菊池様がお気に召していらっしゃる男性の後ろに逃げ隠れるのですね。かしこまりました」

「あとは、こっちでいろいろ考えて私は彼が好きなのとか言うんで、スタッフの人は最後までびびってる感じとショックを受けてやるせない感じにしてください。そんで最後は無言で着替えて、そのままばっくれた感じにしてください。スタッフの方はそこまでで終わりでいいです」

「・・・その機に菊池様がどさくさにまぎれて思いをお伝えになったあと、当方のスタッフはうろたえた様子で、恐れとやるせなさを抱いてそのまま着替え、菊池様の勤務先を無断退職なさるのですね」

「あ、最後にいっこだけ。最後に、スタッフの方に『まったくひでえや!このバイト先は地獄だぜ!』と捨て台詞を吐いてほしいんです」

「・・・捨て台詞を残すのですね。『まったくひどいや、このバイト先は地獄だぜ!』でよろしかったでしょうか」

「『まったくひでえや』です」

「申し訳ありません、『まったくひでえや』ですね。以上でよろしいですか?」

「以上です」

「それでは直ちにお見積もりを取らせていただきます。お電話切らずにそのまま2分程度お待ちくださいませ」

「はい」

「菊池様、大変お待たせしました。お見積もり完了いたしましたのでお伝えいたします。特殊なシチュエーションの勤務と、スタッフの今後の尊厳問題も加味いたしますと、できるだけ菊池様のご勤務先よりは遠方のものを探しますが、面接から勤務放棄・・・『まったくひでえや!』までですね。実務必要額が67632円。あとは打ち合わせの時間×1000円。24時間以上は×1450円です。スタッフの勤務につきましては時間×1450円。特殊形態労働手当が時間×800円です。別途スタッフが必要な場合は30分まで無料。それ以降は×1450円です。当方のスタッフが勤務して稼動した給料はどうなさいますか?料金と相殺することも出来ますが」

「いえ、そのスタッフさんにあげていいです。たぶんばっくれの日はもらえないと思いますけど」

「かしこまりました。ありがとうございます。それではこちらの条件にてただいまよりスタッフを探し、極力早くご期待に沿えるように尽力いたします」

「おねがいします」

「お支払方法はどうなさいますか?以前と同じ口座からの引き落としでよろしかったでしょうか?」

「15万を越したらカードで払いたいんですけど」

「かしこまりました。その際は追ってお伝えいたします」

「はーい」

「ところで、菊池様、少々ご質問をしてもよろしいでしょうか」

「なんですか?」

「まとめますと、当方のスタッフが店長様に何か一点よろしくない印象を残すことや、お弁当の温めの件、『まったくひでえや』等の言葉は必要ないように思われますが、いかがなものでしょうか」

「いいえ、どうせ彼は私に気があるんだし普通にやっても大丈夫なんですけど、私と彼がつきあいだして最初の飲み会とかで、『あいつ、サラダ温めるんですか!?とか大声張り上げてたんだぜ』とか、『面接の段階でちょっと変な子だなって思ってたよ』とか、『爆笑だよねまったくひでえや!とか頭悪いよね』とか、そういう言葉で私の祝福された恋路を彩ってほしいんです」

「ねーよwwww」
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