忍者ブログ
ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


E07819.jpg「二ノ宮さんちょっといい」

「何か?」

「ちょっと次の依頼、普通の依頼で、必要なスタッフが少数だったら、あやちゃん連れて現場に行ってくれ」

「現場?何でですか。オペレーター業務でしょ、あたしたちの仕事は」

「このへん話すと長くなるんだけど、人材育成課のほうで新入社員が4人入って教育担当としてやってるわけだ」

「あー」

「去年もそうだったけど新入社員がスタッフの教育に携わるとこっちに回ってくるクレームが増えるじゃない。で、あいつらって『新入社員を教育しながらスタッフ育成をしているため、多少の不備は生じます』とか言ってきてうっとうしいじゃない。あれは本来教育すべき連中が4月、5月にサボる口実だと思うんだよな」

「まあ、言ってきますね。でも最終的には去年もそうだったけど全部向こうのせいになるんだからそこまで問題じゃないっつーか」

「それだけじゃ気が収まらない。今年はこっちから釘を刺しておきたいんだよ。上に、明確に人材育成課だけの問題だってことを早めに知らせたいからな、現場に社員をこっちから投入して成功させて、あいつらのプライドを刺激すればいい。違う課の新入社員がわざわざ出向くほど、この時期の人材育成課は信用されてないってことになるからね」

「う~ん…そうなんですよね。けど、それは比嘉中課長と神楽坂の責任でしょう。あやちゃんが現場に行くのは違わないっすか?うちと向こうがケンカしても」

「それだけじゃないよ。それだけだったらあやちゃんでなくて、僕や二ノ宮さんが行けば済む話だ。けど、二ノ宮さんが現場に行くときって好奇心とか、依頼料とは別途に出るご祝儀目当てで行くでしょう」

「ん~。否定はしません」

「ああいうのはもう会社としてよくないからやめようって。その辺のルール決めを考査するために何回か、社員がスタッフとして現場に行って、その賃金はどうなるのかを明確に定めようって重役会議で上がって、意見を回収するため今月は何人か現場経験のない社員にスタッフとして現場を回ってもらおう、それで意見を募ろうってことになった」

「でも、それは明確に決めてないから直接現場に行きたいって気持ちになるんであって」

「それだ。それが問題だ。その最たる例が山瀬だ。あいつのカウンセリングとやらは、辞めたからいいけどいずれ問題になってた。勝手に会いましょうって言って会って、額を決めるのは他の誰でもないあいつだったんだもの。費用は誰もが納得いく明確なルールを作ること。別に締め付けようってだけじゃないよ。二ノ宮さん、直接現場に行ったあと手続きを面倒くさがって賃金をもらわないでしょう。そこんとこもちゃんと給与に反映されるようになるから、協力して」

「あー。はー。わかりました」



da218047.jpg
「そんなこんなで次の依頼の電話、現場に直で行くことに」

「 (・`ω・´) すごく納得いかない話です」

「まあなあ」

「人材派遣課なら現場入る必要はまったくないって面接のときに言われたんですけど!どうして人材育成課の問題にあたしたちが立ち入んなきゃいけないんですか?課長が人材育成課に行って怒ってくれば解決するもんじゃないんですか?」

「向こうの比嘉中課長がまた、自分より上の指摘にしか耳を貸さない人だからね。ちょっと搦め手にもほどがあるにせよ、やり方としてはあながち間違いではないかな」

「うちの課長って向こうの課長と仲良くないんですか?」

「性格が真逆だな。仲が悪いかって言うと、まあそうなのかもしれない」

「二ノ宮さんと神楽坂さんも仲よくないですよね」

「んー、別にそこまでひどい関係じゃないけど…」

「何か課長に幻滅しました。そういうやり方じゃ使われる方が納得いかないと思いますけど!」

「あのねー一方的に課長が悪いわけではなくて。去年、うちの課は人材育成課の起こした迷惑をおっかぶって、それなりに嫌な目に会ったことがね…」

LULULULULULU

「出ます」

「あー。あやちゃん」

「お電話ありがとうございます。多目的人材派遣のKI-TSU-NEスタッフ、担当は私、藍沢絢でございます」

「…う~ん」

「…はい、少々お待ちくださいませ。二ノ宮さん、ご指名なんですが、赤井様という方から」

「お。赤井さん?赤井瞳さんかな?」

「はい、そうなんですけど、会員番号を伺ったら『赤井でわかるから優有ちゃん呼んでー』って」

「ああ、わかったわかった」

「お友達の方ですか?」

「お電話代わりました。赤井様おはようございます。二ノ宮優有です」



「おー、あやちゃんおはよー」

「課長?おはようございます。ちょっと生意気な口聞いてもいいですか?」

「…あ、聞いた?」

「あのぉ、あたしは現場に入りたくないからこの課を希望したわけで」

「うーんとねえ、ちょっと説明していいかな?長いんだけど。いろいろあるんだ、うちとあいつらは」

「あたしが現場に行かなくちゃいけない、納得のいく理由を説明してください」

「ちょっと、ちょっと。落ち着いて話しようか」

「課長!課長!お取り込み中すいませんけど、赤井様から急務が入りました!ちょっと、あたしがやらなきゃいけないと思うんで。日程は決まってるので、スケジュールの変更打ち合わせましょう」

「赤井さん?プロモ?DimMasterの?いいよ。二ノ宮さんが行けば一番早く終わるから」

「え?(゜д゜)」

「1日でいいみたいなんで」

「あーそうなんだ。今回は早いね。大急ぎ?」

「大急ぎっぽいですね。専属のスタッフが怪我したって」

「わかったわかった。その代わり値切られないように、かつぼったくらないように。今年からはどんぶり勘定はなしで」

「へえへえ」

「あの。今のお客様。DimMasterの赤井様って」

「ロックバンドのDimMasterのメンバー兼プロデューサーの赤井瞳さん。リリィだよ、リリィ。赤井さんは素人しかプロモに使わないから、プロダクションとかにエキストラを依頼しないで、KI-TSU-NEスタッフに依頼してくれるんだ、半年にいっぺんは」

「え?(゜д゜)」

「ちょっとちょっと課長、さっきの話の続きになりますけど。あやちゃんごめんね。あの、あやちゃん巻きこむのはやめないっすか、現場に行きたくない子にどうこうしろって言うのは―」

「二ノ宮さん!!」

「あー?」

「DimMasterのプロモ撮影連れてってください!!リリィのファンなんですぅー!!(*´∀`*)」

「ちょwww」

「変わり身www」

「あー。いやー。別にいいけど…大変だぞ…あー。うー。まあ、いいか…ちゃんとやってくれれば」

「本当ですか!!聞きましたよ!!覚えましたよ!!約束ですよ!!約束破ったらエビフライぶつけますからね!!(*゚∀゚)=3」
untitled.jpg
「あー。うん。いいよ。えーと」

「毎年思うが、人が移り変わってもこの課の社員は本当に駄目な奴ばかりだな」

「言うなよwあんたの課だよwww」

「うふふふふふふふふ(´ρ`)」

長いので後編へつづく
PR
Copyright © 魅力的な狐さんはおねむ -Narcolepsious Foxy Complex- All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]