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ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
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プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
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「(´A`)」
da218029.jpg
「どーしたあやちゃん、人相が悪いよ?」

「すごく厄介な依頼の電話応対を20分ぐらいしてて、しかも成立しなくて心が折れています(・_・。)」

「なんて?」

「職場のプリンタが1日1回必ず紙詰まりを起こすのは、きっと中に棲んでるカラーインクの妖精さんが機嫌を害してるからだと。大自然と調和している巫女を派遣して邪精と化したカラーインクちゃんたちを人民解放してほしいって」

「わからねえw買い変えろww」

「あたしの言い方もよくなかったんですけど、真っ先に『買い変えれば~』って言ったら話がこじれて何も進歩せずに向こうから断られました」

「あやちゃんには難しかったかな。時間の無駄だってわかったら、いいんだよ断って」

「でも、成立させてかないと課の業績が(´・ω・`)」

「あたしに代わっていいよ、そういうときは…あたしたちは精神を病んだらつぶれるからね。じわじわ守備範囲を広げてけばいい。あたしができそうなことなら。あたしもできないことは断るか、得意そうな奴に代わる」

「得意そうな人って?」

「…」

(去年の12月:山瀬退職時)
JP194.jpg「どーした二ノ宮?」

「いや。特に重要な用件はないんだけど。ごあいさつか。山瀬。6年近くお疲れさん。今までありがとう。仙台でも頑張れよ」

「何、愁傷ぶってんだ似合わない。なーに大丈夫。けっこう頻繁に遊びに来れると思うよ。いずれはKI-TSU-NEスタッフと提携するようにしてきたいね」

「まあ、頑張ってよ。ぐらいしか、言えないけどさ」

「こないだ新入社員だったのになあ、勝気になりやがって。親はなくても子は育つね」

「いや、あんたを親と思ったことは一回もないけど」

「おまww」

「なぁー山瀬。ちょっと質問していい」

「どんな?」

HE071.jpg「今後、この課はあたしと課長と名無しのモブキャラだけになっちゃうだろ」

「モブ言うなwwメタ発言はやめろwww」

「今まで山瀬が扱ってた、精神的にアレな人たちは、あたしが相手していかなくちゃいけないんだろうね」

「当たり前だよ。課長はすぐキレちゃうから、お前がやるのが一番いい」

「…」

「けど、それはお前のキャパが追いつく程度でいいと思う。きっと二ノ宮は、本質的にそういう連中が駄目なはずだよ」

「ある程度まではできるよ。山瀬じゃなきゃできない範囲、そっから先が苦手なんだよ…」

QX030009.jpg「だったら断れ。俺たちは仕事で精神を病んだら終わりだ。断れ。じわじわ守備範囲を広げてけばいい。お前がそれをできないから課の必須予算が獲れないってのは俺は想像できない。ひょっとしたら、俺みたいなのが得意な新入社員が入ってくるかもしれない。そういうのを教育してけばいいんじゃん?」

「あんたみたいな新入社員ならいらないwまあいいや。ありがとう。山瀬。ありがとう。ばいばい」

「じゃーなー」



「しかし、課の必須予算は去年よりはるかに多くて油断すると追いつけない。あんな新入社員は、入ってはこなかった」

「二ノ宮さん、どこに向かって話してますか?怒ってますか?あたしのせいですか?」

「あー。怒ってないよ。ちょっと昔話を思い出した。ごめんごめん。仕事に戻ろう。自分にできそうもない依頼が来たら、あたしに代わって」

「はーい」

LULULULULULU

「お電話ありがとうございます。多目的人材派遣のKI-TSU-NEスタッフ、担当は私、二ノ宮優有でございます」

会「あ、こんにちは。会員番号1049番の平内なんですけど、山瀬さんお願いします」

来たか。

「申し訳ございません平内様、山瀬は昨年末に会社を辞めております」

会「えーそうなんですか?参ったなー、山瀬さんでないと困るなー」

「平内様、一応、ご依頼内容をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

会「あー一応ですか?あのねーよく山道に道案内版あるでしょう、『あと500mで山頂』とか左矢印とか」

「山道にある方向や標高の案内板のことを仰るのですね」

会「そうそう。で、こないだ僕、ヨッシーアイランドやってて感じたんですよ。あの矢印看板を例えば八ヶ岳の山道に今の5倍ぐらい設置するでしょ?で、分かれ道でふたつ用意しといて『ちかみち むずかしいコース』と『まわりみち かんたんコース』とか配置しとくんですよ。で、実際むずかしいコースは険しい山道なんだけど、コインがいっぱい落ちてたりするんですよ。あらかじめ配置しといてね。逆にまわりみちコースは敵も少ない、山頂まで歩く距離は大変だけど平坦で、あんまりアイテムは落っこちてないような風にしたいんですよね」

「…」

どうする。かなりめんどくせえ。断れ。断るべきだ。相手にするだけ時間の無駄だ。断ってしまえ。「そのようなマリオの設定を現実世界に持ってきても、一部の任天堂愛好家しか得しない、やもすると自然破壊から遭難幇助に導くような依頼はお受けできません。っていうか、今日びヨッシーアイランドやってんじゃねえwwwせめてペーパーマリオやれ」って断れ。それがあたしの常識だ。


けど。

会「もしもし?」

「大変失礼いたしました、平内様は先日ヨッシーアイランドをプレイしていて、例えば八ヶ岳山道に矢印看板などを配置し、マリオのような分岐を作成したり、それに応じてアイテムの配置をしたり敵の配置を変更したりしたい、そのようなご依頼ですね。もう少し伺います」

gci003382.jpg会「え?聞いてくれるんですか?」

「もちろんです。どのようなご依頼に対してもお受けするのが、わが社のモットーです」

会「あー本当ですかよかったーこういうの山瀬さんしか聞いてくんないからなー」

「いいえ、問題ございません、ところでまずお伺いしたいのは、矢印看板自体はどれぐらいの期間配置するのでしょうか」

会「え?そりゃ半永久的にですよ」

「…半永久的にと。ところで、コインと敵キャラというものは、どのようなものを指しておられるのですか」

会「コインはコインですよ。敵キャラは敵キャラですよ。言葉通り。あと、もちろん空中にブロックは吊るせますよね?」

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      Λ_Λ . . . .: : : ::
     /:彡ミ゛ヽ;)ー、 .  
    / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:
   / :::/;;:   ヽ ヽ ::l .
 ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ
どうする。今からでも遅くない
。断れ。異常者にかまってるだけ時間の無駄だ。あたしには無理なんだ。あたしは山瀬とは違うんだ。なんだかんだ言ってこの手の顧客は100%成功させない限り売上にならない。あたしに100%成功させることができるというのか。無理だ。


でも。

「…はい。少々お待ちいただけますか?空中にブロックを吊るす方法について調査させていただきますので」

会「問題はスーパーキノコなんですよ。あんな大きいものが一瞬で人間の胃袋に収まるとは思えないでしょ?だったら、常時それを楽屋裏にしまいこむ黒子が必要じゃないですか」

「ごもっともです。しかしながら、山に楽屋を作成するのは、そこに山小屋が発生してしまいはしませんか。それは背景的に殺風景になりはしませんか。そこで世界観が崩れてしまっては、私は本末転倒だと思うのです」

会「なるほどね。確かにそうですね」

「そして、少し聞かせていただきたいのです。このご依頼は、着地点はどこなのでしょうか。これはまず第一に、平内様個人のためのご依頼なのですか」

会「いいえ、僕は山登りは興味はないので。ただ、現代のどこどこって山がマリオのステージになったら面白いじゃないですか。新聞に載ったら指差して笑うでしょ。そういうことですよ」

orz


(長いので後編へ続く)
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