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ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
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プロフィール
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狐さん
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非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
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二→二ノ宮優有
あ→あやちゃん(藍沢絢)
課→課長(猪元さん)
山→山瀬幸輔


あ「課長っ!新入社員研修レポートできたので確認お願いしますっ」

課「はーい。二ノ宮さんに見せた?」

あ「えーすいません、今日できあがったのでまだ確認してもらってないんですが、電話したら直接課長に出してくれと」

課「あーそうか。2連休か、二ノ宮さんは」

あ「はい、明日まで来られないので」

課「…」

あ「…」

課「ちょっと足りないなあ。もう一度書き直しなさい。今度はちゃんと二ノ宮さんに見せてから。社会人っぽい文章になってない」

あ「…す、すいません」

課「提出期日はまだ先だから、急がなくていいよ」

あ「はい、すいません。書きなおします」
 


あ「というわけでおじゃまします。お休みのところすいません」
 
GN012.jpg二「あーいいいい。連日飲んでて昏倒してた。誰かに起こしてほしかった」

あ「ごめんなさい本当に」

二「課長の言う締め切りは実際より『遅い』からね。きっと締め切りは」

あ「明日なんですよね」

二「傾向的にはそうだね。ちょっと見せて。どういうこと書いて没なのさ」

あ「これこれこういう感じで」

二「ちょwww視界がブレて読めねえwwwスピリタスこええww」

あ「スピリタスてwもう少ししてから出直しましょうか?」

二「あーいいいい。うーん。ほうほうほう。あらーん。それーん。いやーん」

あ「どうですか?」

二「確かに課長の言うとおりだね。文章が若い。仕方ないと言えば仕方ない。敬語すぎるのと、感情が多すぎるな。しかしアホ大学出の新卒の小娘の文章にしてはしっかりしてると思うんだけどなあ」

あ「アホ大学言わないでくださいwでも課長はダメですって」

二「ちょっと待って、新入社員研修ならあたしが4年前に同じもん書いてるわ、まだあるから探すね」

あ「本当ですか!?ありがとうございます、ぜひお願いします」

二「ところであたしがそいつをあやちゃんに見せてあげたら、あやちゃんはあたしに何をしてくれるのかな」

あ「…何を、と言われても、何をお望みで」

二「うふふふふふふふ」

あ「か、身体?(*´ο`*)」

二「しばくぞwww夕ご飯作ってちょーだい」

あ「はーい。何がいいですか」

二「えーと。スンドゥブ」

あ「す、スンドゥブ…」

二「4年前かー。4年前ねー」


(4年前)

A「聞いた?人材派遣課にすげえ新人入ったんだって」

B「知ってる知ってる。なんか入社1ヶ月目でもう営業成績、猪元さんのつぎだって」

C「すげえよな、そんでかわいいんでしょ」

B「そうそう。美人だけどあんまり性格はよくないらしいけど」

A「でも仕事ができるってそういうことだよね」

B「そうだね。猪元さんもウハウハだよね。最近、急に業績伸ばしてるし。もうすぐ課長なるんじゃないの」

C「可能性は高いね。あれ?猪元さんが研修してんの?」

A「いや、それがww」

C「なになに」

A「山瀬ww」

B「ちょwwww」

C「山瀬wwwww」

A「何かもう研修じゃないよねwww」

B「山瀬ってww」


二「猪元さん、先ほど山瀬さんより電話がありまして、2時間ほど遅刻するとのことですが」

課(このとき代行)「んだとぉ!?あのガキふざけんな!メールして、1時間にしろって」

二「1時間にしろとメールするのですね。わかりました」

課「どっちが研修される側だあのバカ、新卒の給与まで落としてやろうか」

二「あ、いえ。今、来られました」

課「ちょwww」

山「おはようございます。遅刻しまして申し訳ない」

課「てめえふざけんなバカ!遅刻してんじゃねえ、いや違う、まだ20分しか遅刻してねえじゃねえか、何が2時間だ」

山「いえ、そのように伝えればあまり怒られることもないかなーって」

二「山火事にガソリンを注いでいますよ」

課「さっさと仕事しろバカ、今月の営業成績150万いかなかったら本当にこの課から飛ばすからな」

山「150万って、もう俺110万いってるじゃないっすか」

課「てめえwww」

二「山瀬さん、もう今月はあと2日しかないのですけど」

課「二ノ宮さんは新入社員なのにもう135万だ!少しは見習えこのバカ!」

山「いやーこの子はもうなんか。天才だと思うんで。もう俺が研修しなくってもいいんじゃないっすかね。もう。凡人と天才を一緒にしたらダメですよ」

課「じゃかあしいやボケ、さっさと仕事しろ!」


二「山瀬さんどうなさるのですか。本当に飛ばされますよ。猪元さん、本気ですけれど」

山「なに?心配してくれてんの?大丈夫大丈夫、そんな大ごとになるつもりはない」

二「いや、別に心配なんかしてませんが、研修してくださる方が今更変わるのもめんどくせえと言うか」

山「おまwwいや、いいけどさ。俺は俺のペースで仕事したいんだよ、ノルマに縛られて仕事してて何の楽しみがあるよ」

二「その発想は間違ってはいないとは思いますが、正しくもないと思うのですが」

山「いいのいいの。俺は俺らしくやりたいの。降格されてもいいの。あれーあれは?二ノ宮、月末締め切りの新入社員研修レポート」

二「もう少し。研修概要と今後の目標は書きましたが、この『研修に対する所感』というのは自分の言葉で素直に書いてよろしいのでしょうか」

山「いいよ。そのかわり教育担当のことを書く必要があるんだそこは。でも、俺がテキトーでうぜえとかあたしの方が仕事できるとか書いていい」

二「恐らくそういう書き方はしないと思いますが。私は山瀬さんを嫌っているわけではありませんので」

山「そいつぁー嬉しいね」

二「けれど、思ったことを書いていいなら自分の言葉で素直に書きます。私は山瀬さんの思想は嫌いではないですが仕事のやり方は少々首をかしげます。そのキャラで仕事をしていくなら、仕事はできなくてはおかしいと思うからです。今のままだと山瀬さんに長所が見えない。失礼にあたることを申し上げますが、私は与えられた数値は守るべきだと思いますし、今後一緒に仕事をしていくうえで目に見える評価としての成績がないと私は山瀬さんを尊敬できませんし、いずれ見方を変えていくかもしれません」
HE136.jpg
山「ふーん。新卒なのにしっかりしてるねー、考え方が」

二「レポートは明日、出します」

山「よろしくー」



LuLuLuLuLu

二「お電話ありがとうございます。多目的人材派遣のKI-TSU-NEスタッフ、担当の二ノ宮優有がお受けいたします」

会「電柱が倒れてくるんです」

二「はい?」
 

会「今にも私に向かって電柱が倒れてきそうで恐ろしくてたまりません。ぜひ、私のために、私が歩いているときにだけで結構なので電柱を押さえておいてくれる人たちを依頼したいのです」

二「ご依頼主様、申し訳ございませんがお名前と会員番号をお伺いしてもよろしいでしょうか」

会「永田昌也、302番です」

二「会員番号302番の永田様ですね。そして、今にも電柱が永田様に倒れてくるかもしれないと不安がっておられるのですね」

会「かもしれない、ではなく本当に私に向かって倒れてくるのです。あんな長いもの、私に向かって倒れてこないわけがありません」

二「電柱のような長いものが永田様に向かって倒れてくるに違いないと仰るのですね。しかしながら、それは道を歩いていれば誰しも同じような可能性下にあるのではないでしょうか。電柱は常に360度と言う角度のどの角度に向かって倒れてくる可能性は一致しているのではないでしょうか。そこで永田様にだけ倒れてくるというのは取り越し苦労と言うものではないでしょうか」

20091214.jpg会「そんなことはありません!あの電柱どもの群れは常に私に照準を合わせているのです!」

山「…」

二「いや、狙ってねえよw大丈夫だよ」

会「何ですって!そんなことあなたに何がわかるというんです!」

二「少々お待ちください。今ネットで調べましたが、全長の1/6が地面に埋まっているようです。確かに電柱が折れる事故はたまにあるようですが、永田様の理屈ですと電柱が意思を持って襲いかかってくるような、そういうことはないのではないでしょうか。台風一過のあとでさえあんなに折れてないのですから、私には危険性は薄いように感じます。老朽化した電柱は頻繁に交換するらしいですから。1本22000円とか安いようなので」

会「違います!老朽化していようが新品であろうが、私に向かって折れてくる可能性は高いのです!」

二「折れねえよw大丈夫だよ」

会「何ですって!」

二「あー、永田様」

山「二ノ宮、代われ」

二「? 少々お待ちください。山瀬さん、ちょっとこの方、相手にできかねます。私は断っておきますので他の電話を取り次いだ方が」

山「いいって。聞いた感じ、俺が得意そうな人だ」

二「あー?」

山「大変申し訳ありません、私は二ノ宮の上司で山瀬幸輔と申します。永田様のご依頼に添えるようにいたしますので、2度手間とは思いますがどうか私にもう一度ご依頼の概要を教えていただきたく存じます」

会「…大丈夫なのですか、私の依頼を理解していただけるのですか」

山「もちろんです。どのようなご依頼でもお受けするのが弊社のモットーです」

会「私に向かって電柱が倒れてくるのです。ですので、私の眼の届く場所で押さえてておいてくれる人を依頼したいのですが、あなたの部下は理解してくださらなかった」

山「それは、申し訳ございません。では具体的に依頼の打ち合わせをいたしましょう。永田様に向かって倒れてくる電柱は明確に殺意をもっていることは確かでしょうか?それは冤罪とはなりませんか?」

二「ちょwww」

会「冤罪ではないと思いますが、恣意があるのは間違いありません。でないと、あんなに私に向かって倒れてくるような様相は持たないのではないでしょうか」

山「そうかもしれません。しかしここは非常に大事なのです。仮にホームパーティーに招かれたとします。そこの奥さんが『この包丁、よく切れるのよねえ』と言って包丁を来客に向けたときに、その奥さんが大量虐殺を目論んでいるかもしれないと信じ大勢で押さえつけて包丁を奪ったら、せっかくのパーティーは台無し、料理も食べられずに帰宅する羽目にはならないでしょうか。仮に永田様に向かって倒れてくる電柱が、加害者ではなくて被害者かもしれないという視点で私は物事をとらえようと思うのです」

会「電柱が?被害者?」

山「その通りです。確かに中には人間に向かって意図的に倒れてこようと思っている愉快犯、確信犯的な電柱もいるでしょう。しかし、彼らとて折れたいと願っているわけではないのです。なぜなら、それは交換=自分の死と同じ意味合いをもつのですから。肝心なのは被害者たる電柱たちです。先ほど二ノ宮が説明したように、電柱は22000円と安価。すなわち、ほんの些細なことで交換されてしまう運命にあると私は考えます。だからこそ、心のある電柱、いわば真剣に生きている電柱ほど、自分は折れないぞ、地面に、この大地に食いついて行くぞと必死なのかもしれません。つまり、永田様を狙っている電柱は加害者ならそのような心ない電柱。被害者だとしたら年老いた自分を支えきれない電柱なのです。いかがでしょう。これで、永田様を狙っている電柱は半分以下になりましませんか?」

会「は、はい!その通りです!」

二「ならねえwwwならねえよwww」

山「しかし現実問題、心ない加害者的電柱から永田様を守って差し上げないといけないのは火急を要します。まず、提案なのですが私どもで永田様のご住所から通勤経路、プライヴェートエリアを確認しその近辺にある電柱をリサーチします。そして、その中にあった加害者的意識を持った電柱をリストアップし、そこから初めて当社のスタッフをそれら心ない加害者電柱を押さえるため出向させます。いかがでしょう」

会「すばらしい!それで結構です!ああ、死なばもろともと思って電話したらこんな素晴らしい人にお会いできるとは!」

山「とんでもございません。しかしながら、私の簡素な見積もりですと現段階で人員と時間帯を多大に必要とすることが予想されるので、すでに20万弱になっているのです。これでは永田様の金銭面でも私は心配です」

二「ちょwww」

会「何をいうんですか!20万ごとき、私の命に比べたら安いものです!」

山「ありがとうございます。しかしそれはあくまで最小限にすぎません。場合によってはスタッフだけで押さえておいても必ず数本の電柱殺人鬼たちが永田様を狙い続けるでしょう。これはもう、弊社で撤去するしかありません」

会「で、電柱殺人鬼ですって!?そんな恐ろしい輩がこの世に!!」

二「電ww柱ww殺ww人ww鬼wwwwwwwww」

JQ148.jpg山「工事費用だけでも私の大まかな見積もりでは15万。しかし永田様の安全はさらに強固になることでしょう」

会「構いません!お支払いします!」

山「ありがとうございます。ところで永田様、そんな不安を抱えておられるのでは私も今から心が痛みます。実は私、カウンセリングも得意なのです。永田様の不安を取り除くべく、私が直接永田様にお会いになって不安の元を取り除いてあげたいと思うのですがいかがでしょう。もちろん任意なのですが」

会「なるほど!しかし、そこにも費用は発生しますよね?」

山「確かにすでに多額になってしまっており、私のカウンセリングの相場では5万強、普段はいただいております、いいえ、あくまで提案です」

会「確かに山瀬さんのような方とお話しできるのは心強い。うーむ。少々考えさせてもよろしいでしょうか?」

山「まったく問題ありません。私のおせっかいなのですか…あ…う…ぉ」

会「ど、どうしました?」

山「い!今は駄目だ!今は来るんじゃない!!くそっ! 大変申し訳ございません。今、危うく私の別人格が目を覚ますところでした」

二「ちょwww」

会「…山瀬さん、ぜひお会いしましょう、会ってお互いの心の闇をぶちまけましょう」

山「本当ですか!ぜひ私からも!ありがとうございます。では、すぐにセッティングしこちらからお電話いたしますでは、失礼いたします」

二「…」

山「ほーら、40万きた」

二「…」


課「山瀬ぇー!!!!」

ML260016.jpg山「はいはい猪元さん。どーしました?ノルマならクリアしましたけど」

課「そんなこと言ってんじゃねえ!何だこの二ノ宮さんの研修レポートは!!」

山「あれ?そう言えば俺、確認しなかったなあ。直でそっち、行っちゃいました?ちゃんと所感欄、書けてないですか?」

課「所感欄だ!何だこの所感欄は!どうなってんだてめえ!」

山「いやー彼女の好きに書かせたというか」

課「なおさら問題だろうが!どうなってんだこれは!!」

【…また、先日研修をしてくださる山瀬さんの営業能力を間近に見て、教育を受けましたがこれについては純粋に気持ち悪いと感じました。せっかく仕事ができるのに非常に残念に思う所存です。完璧に見方が変わりました。感銘にはなりません。】

山「ちょwww」

課「お前あれか!セクハラめいた教え方してんだろーがどうせ!!」

山「ちがwwしてねえよwwwww」

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