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ふと思うと俺が創ったシナリオって絶対「夢の世界」があんのねw
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プロフィール
HN:
狐さん
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1642年水無月朔日

職業:妖怪(狐)

趣味:スイーツ(笑)づくり、東方、ものごとのリスト化
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LULULULULULU

フリーダイヤルにおつなぎします。しばらくお待ちください。


「お電話ありがとうございます、多目的人材派遣のKI-TSU-NEスタッフ、担当は私、二ノ宮がお受けいたします」

「お久しぶりです二ノ宮さん。私は上海の趙黒蓉です」

「誰だよw」

HE034.jpg「小ネタはさておき、私は会員番号505番の五十嵐和司です。二ノ宮さん、依頼の前に私の話を聞いていただいてもよろしいでしょうか?」

「依頼の前に五十嵐様のお話を伺いするということですね。かしこまりました」

「実はですね、私は現在商社で部長職を務めているのですが、最近肩書きというもののバカバカしさについて考えるようになったのです」

「五十嵐様は商社の部長職を務めておられるのですね。そして最近、肩書きのバカバカしさについて考えるようになったと。それはどういうことでしょうか」

「肩書きというものは常に、自分の求めているものが手に入らないことに気づいてしまったのです」

「肩書きとは常に、自分の求めている物が手に入らない、と。それはどういうことでしょうか」

「二ノ宮さん、あなたは今なんという役職をお持ちですか?」

「私は課長代行役職を持っています」

「それはあなたが最も求めている役職ですか?」

「いいえ。私は役職にはこだわりはないので。そもそも私の場合は役職云々よりかは給与面を見ますので、課長代行でなくともよりお給与がよければ何だってかまわないのですが。まあ、給与面に比例して役職は上がっていきますので、概念としてはそれはおかしいのですがね」

「そういうことでしょう。私も同じです。私も役職にこだわりはありません。金なのです。そしてもう一つ質問です。あなたが本当に求めている役職は何ですか?」

「あー。私が本当に求めている役職ですか。やはりないのですが。まあ、強いて言うと今のワケわかんねえ代行役職よりは課長になりてえなあ、聞こえがいいからなあ、というのはございますがそれはあくまで現在の状況として、でしょうか。数年後どう考えてるかはわかりませんゆえ」

「なるほど。率直に言いましょう。私がなりたい役職、肩書きはおしゃれ泥棒であり、居留守の天才なのです」

「お電話ありがとうございました。担当は私、二ノ宮がお受けいたしました」

「お待ちなさい!電話を切ってはいけません!まだ私の話は終わっていないのです!」

「いや、わからねえよwwwもうあんた50半ばなんだからwww話の筋道がだな」

「50半ばになろうとも私の求めるところは常に同じです。私はおしゃれ泥棒であり、居留守の天才でありたいのです」

d0047811_1827358.jpg「まあいいでしょう。おしゃれ泥棒から私は申し上げしょう、この世の日本人の用いる口語において『おしゃれ泥棒』という表現を使うような人は一人としていないと思うのですが。あれはそもそもアメリカ映画の邦題タイトルの一つでしょう。それがいつのまにか、『おしゃれで流行を追い求める様、が泥棒のようだ』という慣用句として成り立ったという認識ですが。あれは職業でも肩書きでもなく恥ずかしい表現のひとつではないのですか」

「考えてごらんなさい。おたくの旦那さん、何やってる人?と私の妻が聞かれたとします。そこで妻が『今はおしゃれ泥棒をしています』と答えたとします」

「答えねえよww」

「どうです、朗らかな雰囲気になることでしょう」

「ならねえww痛い人だって思われるよww」

「いかがです?まず今日の依頼の一つは、私の身の回りの人間が私を『おしゃれ泥棒』と読んでくれるように示唆してくれること、それが早急に浸透することなのですよ」

「いや、浸透させることは不可能ではないのですが。周りの迷惑っつーもんを完全に無視していますと言うか。奥さんとか、子供とか」

「では、よろしくお願いいたします」

「人の話を聞けwwwwあんただけの人生じゃねえよwww」

「それではもう一つ。私のことをみんなが『居留守の天才』と褒めそやすには」

「褒めそやさねえよwwどこに褒める要素があるんだwww居留守にポジティヴな概念はないwww」

「これは非常に困難を伴うでしょう。そこで二ノ宮さんの力添えが必要になるのです」

EJ513AKN.jpg「そおかあ?私としましてはそっちの方がよほど簡単で金がかからないというか。基本は息を殺して生活音を立てないこと、細やかなカモフラージュさえあればそれはたやすいかと」

「それはあなたの一方的な勘違いです。居留守の天才と思われるのは、『在宅していない』と思わせてはいけないのです。それでは、『あそこんちはいつも誰もいない』と思ってしまう。そこでどうやって、周囲が私のことを『居留守の天才』と認識すると言うのですか?」

「うむ?それは確かに。五十嵐様が上手に居留守を使えば使うほど、『真に不在である』と思うという事ですね。これは一本取られた」

「そういうことです。すなわち、一度『不在である』と思わせた後、訪問販売、新聞拡張団、NHKの集金人、ものみの塔の若造に、その数分~数時間後に『実はあの家には人がいた』と思わせなければならないのです」

「いやwNHKの集金人は出ろよwww2940円だし」

「私はご存知の通りNHKは見ません。私にとって郵便配達人以外の全ての他人の訪問など接するに値しません」

「まあ、そうなのですけども。ふーむ。郵便…そうだ。こういうのはいかがでしょう。申し合わせて郵便配達人を派遣しましょう。そして、五十嵐様の仰る所の不要な訪問者を待ち構え、実際にいつ来るのか、などを事前リサーチします。そして一切の生活音、電気のメーターの稼働などを止めておきます。そして、訪問者がインターホンを数度押して『不在』と判断させたのち、宅配便業者に扮した当社スタッフをすれ違いで向かわせます」

「うんうん」

「そして宅配便業者に扮したスタッフがインターホンを押そうとし、すれ違った新聞勧誘員などが『そこ、今誰もいねえよ』と思った瞬時、言うが早いか室内灯が全て点灯、インターホンが押される前に五十嵐様はドアを開けて『あーどうもーご苦労さまです』とでも言うのです」

「それは面白い!その新聞勧誘員の顔が目に浮かぶようだ!」

「あくまでそれは一つのパターンにすぎません。しかしこれを数パターン用意し、幾度となく長いスパンで実施し続ければ、五十嵐様は『居留守の天才』と呼称される可能性は上がるのではないでしょうか。まあそれがいいか悪いかは別にしても。まあ、よくはねえな」

「いえ、私はそれで結構です。さすが二ノ宮さんですね。相変わらず理知的で聡明な方です」

「えっへん」


「あのさあ、あやちゃん。アレ、ダメだからね。ああいう、いくら常連クライアントで信頼されてるからってあんな横柄なタメ口は。あれは二ノ宮さんだから通用すること。俺も電話終わったら注意するけど。絶対真似しないように。会社の信用にかかわる」

「はい、わかりました。真似はたぶんできないですから(;´∀`)


「じゃあまたな優有、今度お前の好きなせんべい送るよ」
800a06d13ca9fc9ba2dbe6b55becdf6f.jpg9dc87d9d.jpg「あー。ありがと。じゃーね、お父さん、身体に気ーつけてね」


;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブホッ

「 ゜ ゜  ( Д  ) 」



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